この人と結婚していいのか、わからない
彼を嫌いなわけじゃない。
むしろ、優しいし、誠実だし、
たぶん、結婚しても困らない。
それなのに、「この人で本当にいいのかな」が消えない。
周りの友達が次々と結婚していく中で、
自分の迷いに、ますます輪郭が出てくる。
迷い続けることに、もう少し疲れていませんか。
最初に大事なことを書きます。
結婚を迷うのは、彼に問題があるからとは限りません。
こういう夜に、思い出してほしい精霊がいます。
地の精霊ハーヴェスト。「収穫の精」です。
ハーヴェストは豊かで感謝深い精霊。
「受け取ること」の大切さを知っていて、
幸せを遠慮する人に「あなたは受け取っていい」と教える存在です。
温かく、決して急かさない。
精霊タロットには「元素の季節」という独自の概念があります。
人生にも自然と同じ四季があり、今のあなたは
「地の秋」のはじまりにいる可能性が高い。
地の秋は、これまでの積み重ねが、
収穫として目に見えてくる季節です。
ただし——
地の秋は、すべてを実らせてくれる季節ではない。
本当に実らせるべきものを、
実らせない選択も含めて選ぶ時期でもあります。
ハーヴェストが伝えるのは、こういうことです。
「焦って刈り取った穀物は、味が薄い。
実るタイミングは、人によって違う。
急がなくていい」
ハーヴェストの問いかけは、
心理学の「現状維持バイアス」の研究ともきれいに重なります。
人は、人生の大きな決断を前にすると、
脳が「変わらない選択肢」を過剰に重く評価する癖を出します。
研究では、選択肢の重大さが大きいほど、
人は「動かないこと」に妙な安心感を持ち、
動くことのコストを、実際の3倍くらいに見積もることがわかっています。
つまり、いまの迷いの一部は、
彼の問題ではなく、
「人生のステージが変わる怖さ」そのものを
彼にぶつけているだけ、ということが起こり得ます。
ハーヴェストが「急がなくていい」と言うのは、
ここに繋がっています。
バイアスが効いているうちは、
何を選んでも「これでよかった」と思えない。
ここから、優しくない部分も書きます。
結婚を迷うとき、確認するべき問いは、ふたつです。
ひとつ目は、
「彼の前で、あなたはどれくらい自分でいられるか」。
気を遣いすぎていないか、
本音を言えるか、
彼の前で泣けるか、彼の前で怒れるか。
彼の前で、あなたの人格が小さくなっていないかどうか。
小さくなっている場合、結婚しても、
気を遣う総量が365日に増えるだけになります。
ふたつ目は、
「ふたりで、難しい話ができるか」。
お金、家事の分担、親、こどもの有無、性、宗教、引っ越し。
これらの話を切り出したときに、彼が黙り込むタイプか、
ちゃんと一緒に考えてくれるタイプか。
結婚後の幸福度の研究では、
「衝突がない関係」より「衝突を一緒に解ける関係」の方が、
長期的な満足度がはるかに高いことが繰り返し報告されています。
波風が立たないことより、波風を一緒に越えられること。
ここが鍵です。
迷いの正体が、
「彼との関係」にあるのか、
「自分の人生のフェーズ」にあるのか、
これを分けないまま結婚すると、
半年後に、彼に対して説明できない不満を持つことになります。
今夜やってほしいことは、彼に答えを求めることではありません。
ノートに、ふたつの未来を、ふつうの文章で書いてみてください。
ひとつ目は「この人と結婚した5年後の自分」。
ふたつ目は「この人と結婚しなかった5年後の自分」。
リアルに、地味に、生活感のある描写で。
書き終えたとき、どっちの未来の自分の方が、
息がしやすそうに見えるか。
最後に、ハーヴェストの言葉を借りて。
「あなたの人生に必要なのは、正しい結婚ではない。
自分の選択を、自分で誇れるかどうかだ」
地の秋は、急がない人にだけ、
本当に実るべきものを教えてくれます。
関連する記事
ひとりで抱えきれない夜は、LINEで相談してください。
この 恋愛 のほかの記事
ASK SORA
ひとりで抱えきれない夜は、ソラに送ってください
無料、24時間以内に、メールでお返事が届きます。