認められたい欲求が、止まらない
ちゃんと頑張った日。
誰かに気づいてほしくて、SNSに投稿する。
「いいね」がいつもより少ないと、
胸の真ん中が、ぎゅっとなる。
仕事で評価されないと、不安になる。
LINEのスタンプの種類で、相手の機嫌を読む。
自分の価値を、誰かの反応で測ってしまう癖が、
最近、加速している気がする。
そして、その自分を、自分でいちばん嫌っている。
最初に、ひとつだけ伝えたいことがあります。
承認欲求は、悪いものでも、子どもじみたものでもありません。
こういう夜に、思い出してほしい精霊がいます。
火の精霊ソラリス。「太陽の輝き」の精霊です。
ソラリスは太陽のように明るく、場を照らす精霊。
自信に溢れているが、それは他人を見下すのではなく、
「あなたも輝いているよ」と伝えるための自信。
「大丈夫、あなたは素敵だよ」「もっと胸を張って」と、
自己肯定感を高めてくれる声を持っています。
精霊タロットには「精霊の痕跡」という独自の概念があります。
過去に「存在ごと肯定された経験が乏しい」人は、
火の座に「灰の跡」の痕跡を持ちます。
「何かをして認められた」経験ばかりで、
「何もしていない自分のまま受け入れられた」記憶が、少ない。
すると、大人になっても、
評価されていない時間=自分の存在価値が下がるという
脳のオートメーションが続いてしまう。
これは、性格ではなく、過去の構造が作った癖です。
だから、いま苦しいのは、あなたのせいじゃない。
ソラリスが伝えるのは、こういうことです。
「あなたの中に、太陽はもうある。
ただ、雲を取り除く作業を、
あなた自身が続けるしかない」
ソラリスの問いかけは、
心理学の「社会的報酬系」の研究ともきれいに重なります。
人間の脳には「社会的報酬系」という回路があって、
他者からの肯定的な反応が、食事や睡眠と同じレベルの基本的欲求として
配線されています。
これは進化的に、群れの中で生き延びるために必要だった機能で、
誰でも持っている、自然な渇きです。
つまり、認められたい気持ちは、
あなたが弱いから出ているのではなく、
人として正常に機能している証拠でもある。
そしてもうひとつ。
心理学では「ヘドニック・トレッドミル」という現象が知られていて、
人は新しい承認に慣れる速度が異常に速い。
昇進しても、フォロワーが増えても、
3ヶ月後には、その状態が「普通」に変わる。
そして、もっと多くの承認が必要になる。
追えば追うほど、渇きは深くなっていく。
外側の承認は、コップの水のようなものです。
いくら注いでも、コップに穴があいていれば、漏れていく。
穴をふさぐ作業は、外側ではできません。
自分が、自分のことを、ある程度受け入れているという
内側の地盤がないと、いくら入れても満たされない。
具体的にひとつ提案させてください。
寝る前、その日の自分の「誰にも気づかれない選択」を
3つ思い出してみてください。
誰かに親切にした瞬間、
頑張らなくてもいいことを少し頑張った瞬間、
やめておいた方がいいことをやめておいた瞬間。
その小さな選択を、自分だけは見ていてあげる。
これを30日続けると、コップの穴が、ゆっくり塞がります。
研究では、自分の行動を「自分で観察して評価する」習慣を
持つ人ほど、長期的な自己肯定感が高いことが
示されています。
これは外側の評価に依存しない、内側の評価軸を育てる作業です。
それから、ひとつ大事な視点を渡します。
「認められない不安」を埋めるために動くと、人は疲弊します。
「自分が良いと思うから動く」を増やすと、人は満たされます。
方向は同じでも、根が違う。
心理学者デシとライアンの自己決定理論では、
外的動機(承認・報酬)より内的動機(自分の興味・価値観)の方が、
持続性も満足度も2倍以上高いことが報告されています。
明日、ひとつだけ「誰にも報告しない、自分のためだけの行動」を
してみてください。
SNSにあげない。
誰にも自慢しない。
自分だけが知っている、自分の小さな誠実を、
1日に1個ずつ作っていく。
これが、外側に依存しない自己肯定感の、本当の作り方です。
最後に、ソラリスの言葉を借りて。
「あなたはもう十分に美しい光を持っている。
ただ、それに気づいていないだけ。
胸を張って輝いて」
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