本当の自分の気持ちが、わからない
聞かれて、答えられない。
「どうしたい?」
「本当はどう思ってるの?」
「何が不満なの?」
家族にも、彼にも、自分にも、
答えを返したいのに、言葉が出てこない。
頭の中が、白い霧で埋まっている感じ。
そして、その白さの中で、
「自分には、本当の気持ちなんて、もうないのかもしれない」
と感じる夜が、増えていませんか。
最初に大事なことを書きます。
本当の気持ちが「ない」のではなく、
本当の気持ちに辿り着く回路が、いま少し詰まっているだけです。
こういう夜に、寄り添ってくれる精霊がいます。
水の精霊ルナリス。「月光の雫」の精霊です。
ルナリスは神秘的で静かな精霊。
多くを語らないが、すべてを見通しているような深い瞳を持ち、
昼の太陽では見えないものを、優しく照らす役目を持っています。
「心を鎮めて」「月が照らしているから大丈夫」と、
囁くように語りかける存在です。
精霊タロットには「精霊の鏡」という独自の概念があります。
精霊は、その人の中にあるものしか映しません。
ルナリスが寄り添うということは、
あなたの中には、まだちゃんと光が宿っているということ。
ただ、その光が、いま薄い水の膜の下にあるだけ。
ルナリスが伝えるのは、こういうことです。
「気持ちは、引き出すものじゃない。
静かにしていれば、勝手に浮かんでくるもの。
今夜、少しだけ静かな時間を作ってあげて」
ルナリスの問いかけは、
心理学の「アレキシサイミア(感情失認)」の研究ともきれいに重なります。
慢性的なストレス、家庭環境、長く続いた我慢などによって、
自分の感情にラベルをつける機能が一時的に弱る現象です。
研究によると、忙しさのレベルが高い社会人ほど、
この傾向が強く出ると報告されています。
つまり、感情がないわけじゃない。
気づくセンサーが、酷使されすぎて鈍くなっているだけ。
休めば、戻ります。
正直に言います。
本当の気持ちがわからないと感じるとき、
多くの場合、本当はわかっています。
ただ、その気持ちを認めると、誰かに迷惑がかかる気がするから、
無意識に、感じない方向にスイッチを倒している。
たとえば「彼が好きじゃない気がする」と感じてしまうと、
彼を傷つけることになる。
だから感じないようにする。
「いまの仕事を辞めたい」と感じてしまうと、
親や周りを心配させることになる。
だから感じないようにする。
そうやって、優しい人ほど、
自分の感情を自分以外のために殺してしまう。
その積み重ねが、感情失認になっていく。
ここから、ひとつ提案させてください。
本当の気持ちにアクセスするには、
言語化を先にしないでください。
言葉から入ると、たいてい、
世間が許してくれる気持ちしか出てこない。
本当の気持ちは、もっと幼くて、もっと身勝手で、
社会的にはみっともない形をしています。
代わりに、こうしてみてください。
今日、感情が動いた瞬間を、3つだけ思い出す。
ポジティブでも、ネガティブでもいい。
「あのコメントを見たとき、ムッとした」
「あの店の匂いが、なんか好きだった」
「あの人の電話が、急に重く感じた」
判定しないで、ただ、起きた事実として書いてみてください。
言葉ではなく、身体感覚から始める。
これが、本当の気持ちに近づくいちばん早い道です。
精霊の鏡は、こう告げています。
「あなたが鏡を曇らせているのは、
誰かを守りたい優しさのせい。
でも、その優しさは、あなた自身も含めて
守るためのものじゃないですか」
今夜は、誰のためでもない感情を、
ひとつだけ自分に許してください。
泣きたいなら泣く。
怒りたいなら、紙に殴り書きする。
食べたいものを食べる。
他人の評価を抜きにした、3分だけの自分。
それが、本当の気持ちへの入り口です。
最後に、ルナリスの言葉を借りて。
「月の光は静かに、でも確実にあなたを照らしている。
心を静めて耳を澄ませば、
答えはもう聞こえているはず」
ルナリスの月光は、急がない人だけに長く射します。
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